遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

青木英二 目黒区長

2025年02月14日
目黒区の青木英二区長は、首都直下地震などの大規模災害に備え、住宅や施設、都市基盤の防災・減災機能の向上を目的として、不燃領域率の向上、建築物やブロック塀の耐震化や無電柱化、豪雨対策等の取組を推進する。

また、災害が発生した場合に備え、地域避難所の指定拡大や地籍調査を実施する。より効果的で即応性の高い災害対応を実現できるICS(Incident Command System)を用いた機能別の組織体制を整え、関係機関と連携した実効性ある初動体制を確立する。医療機関と初動医療体制を確立し、災害時に必要な医療や医薬品等を区民に提供する。

目黒区では防災対策の基本として「目黒区地域防災計画」を作成し、区、防災関係行政機関等、事業者および区民が行うべき災害対策をそれぞれ予防・応急・復旧の各段階に応じてまとめている。

この地域防災計画では、東京都公表の「首都直下地震等による東京の被害想定」に示された前提条件および目黒区における被害想定を計画の指標としている。具体的には東京湾北部地震、多摩直下地震、元禄型関東地震、立川断層帯地震を想定地震としており、例えば東京湾北部地震が起きた場合の目黒区での震度は6強~6弱と想定されている。

災害への備えに役立つ「めぐろ防災マップ」は、表面には災害発生時の避難の仕方や注意点、避難時の持ち物、自宅の安全対策、風水害への備え、災害情報の入手方法、安否確認の方法などがまとめられている。

裏面は、避難所や広域避難場所、緊急医療救護所、震災時協力井戸などがひと目でわかる防災地図となっている。目黒区民の広域避難場所としては駒場東大一帯、駒場地区、中目黒公園一帯、駒沢オリンピック公園一帯、林試の森公園など8ヵ所が指定されてる。

また目黒区では、毎年9月1日の「防災の日」前後に行う「総合防災訓練」や、水害が起きやすい季節の前の「総合水防訓練」の他、夜間に地震が発生した場合を想定した「夜間避難所訓練」なども行っている。


■ 青木英二
83年目黒区議会議員、91年東京都議会議員、04年目黒区長、08年目黒区長(第二期目)、12年目黒区長(第三期目)、16年目黒区長(第四期目)、20年目黒区長(第五期目)。東京都議会議員(2期)、目黒区議会議員(2期)を歴任。