遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

シーハサック・プアンゲートゲーオ タイ副首相兼外相

2026年06月10日
タイのシーハサック・プアンゲートゲーオ副首相兼外相は、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)への加盟について「再検討している」と表明した。同時に、中国のCPTPP参加を歓迎する意向を示した。激動する東南アジア情勢やメコン地域を見据え、日本との戦略的パートナーシップを深化させる重要性を強く訴えた。

シーハサック副首相兼外相は、経済・技術分野のみならず安全保障や経済レジリエンス(強靭性)での日タイ協力について「日本とタイは単なるビジネスパートナーではなく、地域の課題を共に解決する戦略的合意を持つ極めて重要な存在だ」と述べた。また、2027年に控える日タイ修修好140周年に向けて関係をさらに一段階引き上げる意欲を示した。

緊迫が続く近隣のメコン地域情勢を巡っては「外交的な対話の架け橋となる用意がある」と言及した。柔軟でバランスの取れた全方位外交を展開する方針を示し「対立ではなく、協調を通じた持続可能な開発こそが地域全体の利益につながる」と語った。

シーハサック副首相兼外相は、元駐日大使や外務次官を歴任した知日派のベテラン外交官で、今年4月に副首相を兼任している。


■シーハサック・プアンゲートゲーオ
79年タイ外務省入省。報道局情報・文化部門配属、81年報道局三等書記官、83年在米国タイ王国大使館(ワシントンD.C.)にて三等・二等書記官、92年在日タイ王国大使館(東京)参事官、99年外務省本省東アジア局副局長、00年在香港タイ王国総領事館総領事、02年外務省報道局長兼外務省報道官、06年外務省外務次官補、07年在ジュネーブ国際機関タイ政府代表部特命全権大使・常駐代表、10年国連人権理事会(UNHRC)議長、11年タイ国家人権賞(男性部門)受賞、11年タイ外務省外務事務次官、15年駐日タイ王国特命全権大使、16年在フランスタイ王国特命全権大使(ユネスコ・OECD政府代表兼任)、18年タイ外務省定年退官、18年タイ国家プロジェクト「東部経済回廊(EEC)事務局」特別顧問(外務担当)、23年外務副大臣、24年旭日重光章受章、25年外務大臣、26年外務大臣再任、副首相兼任。