遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

久保文明 前防衛大学校長

2026年06月15日
アメリカ政治外交が専門の久保文明前防衛大学校長(東京大学名誉教授)は、7月4日に迫る米建国250周年の節目を前に「自由、平等、民主主義」という建国の理念が、現代において激しい試練にさらされていると指摘した。「かつて政党間で見られた一定の合意(コンセンサス)が崩壊し、宗教、人種、都市と地方の対立が複雑に絡み合う構造的な政治の二極化が定着している」と述べた。

久保前防衛大学校長は、焦点となっている「トランプ2.0(第2次トランプ政権の可能性)」について「第1期以上に同盟国への防衛負担増額の要求、多国間協調からのさらなる離脱、保護主義的な関税政策などがある」としたうえで、特に、ウクライナ情勢やアジア太平洋地域における抑止力の維持について、米国第一主義が与える影響に強い懸念を示した。

防衛大学校長を務めた知見に基づき「日米同盟を基軸としつつも、米国一辺倒ではない多国間連携(QUADや有志国とのネットワーク)の重要性」を強調した。また「米国に選ばれる同盟国」であり続けるための防衛力抜本的強化の継続と、米国内の超党派に対する粘り強い知的対話(外交パイプ)の構築が急務であると提言した。


■ 久保文明
79年東京大学法学部第3類卒業、89年法学博士、79年東京大学、筑波大学、慶應義塾大学助手・助教授・教授、米コーネル大、ジョンズ・ホプキンズ大客員研究員、93年慶應義塾大学法学部教授、米ジョージタウン大、メリーランド大客員研究員、03年東京大学大学院法学政治学研究科教授、21年第10代防衛大学校長、 21年東京大学名誉教授、26年防衛大学校長退任、同校名誉教授。