内閣官房の飯島勲参与は、安倍総理大臣は7月2日に行われる東京都議会選挙に合わせて衆議院選挙を行うことを検討するべきだと述べた。

飯島参与は衆議院の解散・総選挙を検討するべき理由として「国会が森友問題だけの議論で法案が成立しないのはとんでもない事態だ」と指摘した。

また、都議選で公明党が小池都知事の地域政党「都民ファーストの会」と選挙協力を行うことについて「国政では自公連立。こんな矛盾したことはない」と強く批判。そのうえで、「自民党単独で戦っても、都議会も国政もそんなにマイナスになることはない」という見方を示し、公明党を牽制した。

飯島参与は、公明党が２つの選挙の時期をできるだけ離してほしいとの意向があるが、「いくら都議選が大事だからといって、そう簡単に（自公連立の）国（政）を分離して考えるのは、私個人ではあり得ない」と述べた。


■　飯島勲
72年衆議院選挙に初当選した小泉純一郎の秘書。竹下内閣、宇野内閣で厚生大臣秘書官、宮澤内閣で郵政大臣秘書官、第二次橋本内閣で厚生大臣秘書官。小泉内閣で首席首相秘書官。元自由民主党秘書会副会長。永年秘書衆議院議長表彰、永年公務員内閣総理大臣表彰。13年第二次安倍内閣官房参与、松本歯科大学特命教授、日本経済団体連合会「２１世紀政策研究所」顧問、松本歯科大学特命教授、日本経済団体連合会「２１世紀政策研究所」顧問。