自民党の小泉進次郎議員は、会社員や企業が折半する社会保険料を上乗せ徴収して、幼児教育を無償化する「こども保険」の中間報告を、29日安倍総理に提出した。

小泉氏は、「総理とは、これからの社会保障は、全世代型の社会保障にシフトしていかなければいけないということは共有できた」と来月政府が決定する「骨太の方針」への反映の成果を強調した。

小泉氏は自民党の人生100年時代の制度設計特命委員会の事務局長を務めており、「こども保険」の創設を柱とした内容を策定した。財源の候補として社会保険料のほか税、拠出金などを挙げ、年末までに結論を得る方針を盛り込んだ。児童手当を上乗せしたり、保育園の料金を減額したりして、子育て世帯の負担を社会全体で軽減する狙い。


■　小泉進次郎
自由民主党衆議院議員（3期）。06年米国戦略国際問題研究所（CSIS）研究員、07年衆議院議員小泉純一郎秘書、08年自由民主党神奈川県第11選挙区支部長、09年衆議院議員、13年内閣府大臣政務官・復興大臣政務官、15年自民党農林部会長。