遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

丹羽宇一郎 元中国大使

2017年10月20日
元中国大使の丹羽宇一郎氏は、緊迫している北朝鮮問題の脅威は、日本国内に原発が54基あることだと指摘した。

丹羽氏は、原発1基で広島型原爆の1000倍の放射性物質が貯め込まれている。どこか1つでもロケット弾が落ちれば、日本は広島型原爆の1000倍、5カ所なら5000倍の放射能に覆われてしまう。この狭い国土がそれだけの放射能汚染を浴びれば、日本人は甚大な被害となる。だから、戦争は絶対に避けなければいけないと強調した。

戦争と核兵器の怖さを思い知らされた日本は、被爆国として核保有国を説得すべき。安倍首相は、核大国である米国とロシアに対して、何らかの理由をつけてドイツとともにトランプとプーチン両大統領と会談し、水面下で2年間の核兵器凍結を提案すべきだと語った。簡単ではないことは承知しているが、それでもケンカは最後に強い者が一歩、引くものだとした。


■ 丹羽宇一郎
98年伊藤忠商事代表取締役社長、04年取締役会長、08年日本・トルコ協会会長、10年取締役相談役、10年同退任、日本・トルコ協会特別顧問、中華人民共和国駐箚特命全権大使、12年依願退官、12年早稲田大学特命教授、伊藤忠商事株式会社名誉理事、13年合同会社丹羽連絡事務所代表社員、15年日中友好協会会長、15年グローバルビジネス学会会長等を歴任。