遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

アントニオ・グテーレス 国連事務総長

2018年02月06日
今週、世界は連帯、相互尊重、切磋琢磨というオリンピック精神のもと、韓国の平昌(ピョンチャン)に集います。オリンピックとパラリンピックは、世界のアスリートによる最高の成果と、人間の最も崇高な姿が自然に表れる場です。

古代ギリシャに端を発する「オリンピック停戦」は、競技大会の開催期間中、選手と観客の安全な移動を可能にし、参加者間の平和を求めることを趣旨としています。その根本には、私たちに共通の人間性が政治的な立場の違いを超越できるというメッセージがあります。この理想は朝鮮半島において、かつてないほどの共鳴を生んでいます。

私はすべての紛争当事者に対し、2018年冬季オリンピック・パラリンピック期間中、「オリンピック停戦」を守るよう呼びかけます。オリンピックの聖火を、人間の連帯を導く光としてか輝かせようではありませんか。「オリンピック停戦」を機会に、平和の文化を広めようではありませんか。


■ アントニオ・グテーレス
ポルトガルの政治家。第9代国際連合事務総長。同国の首相や社会主義インターナショナル議長、国連難民高等弁務官(UNHCR)などを歴任。