遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

三宅弘 弁護士

2018年04月16日
政府の公文書管理委員会委員を務める三宅弘弁護士は、自衛隊の日報問題に対して、部隊を派遣した政府の判断の妥当性を検証する上で非常に貴重な資料であると語った。

しかし、イラク派遣の当時は公文書管理法の制定前であり、情報開示請求をしても「廃棄した」と言われれば追及するのが困難だった。三宅弁護士は、公文書の保存期間を明確に定めて運用することが重要であると述べた。

また、学校法人「森友学園」への国有地売却問題に絡み、財務省による決裁文書の書き換え疑惑が事実であれば刑法に抵触する可能性を指摘する声も出ている。三宅弁護士は、「作成権限がない人が公文書を変造したなら公文書変造罪、作成権限のある人だと虚偽公文書作成罪などが想定される」と指摘した。


■ 三宅弘
弁護士・獨協大学特任教授。78年東京大学法学部卒業、83年弁護士登録(第二東京弁護士会)、93年筑波大学修士課程経営・政策科学研究科修了(修士(法学))、愛媛大学法文学部非常勤講師、米国アーカンソー大学客員研究員、BPO放送人権委員会委員(06年4月~15年3月、12年4月~15年3月、委員長)、日本弁護士連合会情報問題対策委員会委員長、内閣府・高度情報通信社会推進本部個人情報保護検討部会委員、総務省・行政機関等個人情報保護法制研究会委員、内閣府・国民生活審議会委員、独立行政法人国立公文書館有識者会議委員、一般社団法人日本クレジット協会個人情報保護推進委員会委員、内閣府・行政透明化検討チーム座長代理、内閣府・消費者委員会個人情報保護専門調査会委員、内閣府公文書管理委員会委員、日本弁護士連合会副会長、第二東京弁護士会会長などを歴任。