遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

奥和登 農林中央金庫理事長

2018年10月18日
農林中央金庫の奥和登理事長は、農林水産業や地域社会などが抱える課題について「フィンテックの分野でも新たな機会の創出になる」と語った。フィンテック技術を活用した融資審査やコンサルティングや、事業の目利き力を向上させ、生産者の信用力、与信力の改善につなげることに期待を示した。


農林中央金庫などのJAグループは来年度、金融とITを融合した「フィンテック」を軸に、農業生産、食や組合員の暮らしなどJA事業を含めたデジタル技術の研究開発を拠を東京都内に「イノベーションラボ」開設する。今秋から事業化を支援するプログラムを実施して対象企業を選ぶ。IT(情報技術)などを駆使し、農林水産業や地域が抱える高齢化などの課題解決を目指す。

奥理事長は農業生産額の減少などを挙げ、ITの活用で「生産性の向上が図れるほか、家族データに基づいた最適な保険、相続商品も提供できる」と強調した。


■ 奥和登
83年東大農卒、農林中央金庫入庫、総合企画部副部長、JAバンク統括部長などを経て総合企画部長。11年常務理事、17年代表専務理事、18年代表理事理事長。