遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

寺島実郎 日本総合研究所会長

2018年11月06日
日本総合研究所の寺島実郎会長は、日中関係の現状について「1年前に米朝危機が懸念され、中国は米国主導の朝鮮半島統一は避けたかった。金委員長の3度の訪中を見ても、現在の「段階的非核化」と「在韓米軍の圧縮」というプロセスは中国の思惑通りに進んでいる」と指摘した。

そのうえで「日本は成熟した国家として、米中の二大超大国にどう向き合い、的確な関係性を築くか、覚悟を決めて知恵を出さねばならない」と強調した。


■ 寺島実朗
47年北海道生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了後、三井物産入社。調査部、業務部を経て、ブルッキングス研究所(在ワシントンDC)に出向。その後、米国三井物産ワシントン事務所所長、三井物産戦略研究所所長、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授、三井物産常務執行役員等を歴任し、現在は(一財)日本総合研究所会長、多摩大学学長。著書に『シルバー・デモクラシー』『ひとはなぜ戦争をするのか 脳力のレッスンⅤ』(岩波書店)、『中東・エネルギー・地政学』(東洋経済新報社)、『二十世紀と格闘した先人たち』『若き日本の肖像』(以上、新潮社)、『新・観光立国論』『大中華圏』『ユニオンジャックの矢』(以上、NHK出版)などがある。