ハガティ駐日米大使は、北朝鮮の非核化に向けて日米が国際社会と協調して圧力を維持することの重要性について「戦略は最大限の圧力をかけ続けていくことだ」と強調した。　

日本とロシアの北方領土交渉で、返還された領土からの米軍排除が俎上に上る可能性に関し、「駐留米軍に関する軍事的な憶測は控えたい」言及を避けた。日本とロシアや中国などとの近隣諸国への関係改善について、「日本が第三国との関係を持つことは日米関係を損なうことはない」と述べた。


■　ウィリアム・フランシス・"ビル"・ハガティ
17年第30代駐日米国大使。84年ヴァンダービルト大学法科大学院卒業、ボストンコンサルティンググループ勤務、91年ブッシュ政権のホワイトハウスのスタッフとして通商政策などを担当、11年テネシー州経済開発長官、16年トランプ大統領政権移行チームの政治任用担当ディレクター等を歴任。