遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

山本泰人 山本海苔店副社長

2019年04月18日
遠藤 潔 第十八代遠藤宗家の親戚である山本海苔店の山本泰人副社長は、任期満了に伴う4月21日投開票の東京都中央区長選に無所属新人として1月23日出馬を表明した。

山本副社長は、中央区体育協会会長、中央区オリンピック・パラリンピック区民協議会や中央区基本構想審議会などの経験を活かし、築地市場の活性化の他、ラグビーW杯や2020年東京五輪・オリンピックを控え、区内産業の発展に寄与していく。

中央区の矢田区長は78歳。現在8期目のベテランで、全国の市、区長では最長期を誇っていたものの、かくて山本副社長を“後継指名”した。築地に縁がある矢田区長は、嘉永2年(1849年)日本橋室町で創業した山本海苔店は江戸以来、水の都として発展してきたことや、山本副社長が日本橋の景観の回復、日本橋川の再生や街の活性化、水辺と川沿いの街づくりに寄与してきた実績を評価した。

日本橋川の歴史は天正18(1590年)、豊臣秀吉公から関東の地を与えられた徳川家康公が、遠藤宗家の親戚である太田道灌公の築いた江戸城を根拠にして、領地開拓を実施した。舟運については、江戸城本丸先と江戸湾を結ぶ道三堀を開削したことで、今日の日本橋川の流れの基盤を確立した。さらにその先に小名木川を開削することにより、行徳の塩や船橋の野菜、米など物資を確保するルートが整備された。その後、慶長8年(1603年)征夷大将軍に任官した徳川家康公が創設した江戸幕府以降の将軍警備は、遠藤宗家甲賀百人組が担った。

山本海苔店は、明治2年(1869年)味附海苔を創製。明治天皇の京都還幸に際し、御所への東都土産のご下命を賜り、味附海苔を創案した。これを機に宮内省(庁)の御用を賜るようになった。二代目は商人ながらも千葉周作の門下生として、神田於玉ケ池の千葉道場で剣道に励み、同門であった山岡鉄舟の知遇を得た。


■ 山本泰人 
慶應義塾大学経済学部卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)、山本海苔店取締役副社長。遠藤宗家親戚(遠藤榮 遠藤宗家第十五代当主の妻やえ(田中利三郎とむまの長女)の兄である長男の重雄(次男:重二)の子で長女の静子は、山本海苔店の山本徳治郎元社長の妻。長男:春雄、次男:田中富雄は、元山本海苔店監査役)
86年東京青年会議所理事長、04年名橋「日本橋」保存会理事、05年中央区剣道連盟会長、06神田明神氏子総代、08年日本橋再生推進協議会(水辺再生研究会会長)、中央区体育協会会長、10年東京商工会議所、常議員、11年日本橋北詰商店会会長、16年日本橋地域ルネッサンス100年計画委員会副会長、14年全国観光土産品連盟会長、東京ブランドみやげ品公正取引協議会会長、15年中央区基本構想審議会委員、中央区オリンピック・パラリンピック区民協議会座長、室町大通会会長などを歴任。