遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

アントニオ・グテーレス 国連事務総長

2019年09月21日
平和は、私たち国連の活動の中心にあります。平和は、戦争のない世界を超えてはるかに大きな意味を持つこともまた、私たちは知っています。平和とは、誰もが基本的ニーズの充足に苦労することなく、基本的自由を享受し、繁栄できる強靭で安定した社会を意味します。平和は今、気候非常事態という新たな危険に直面しています。それは私たちの安全と生活、そして生命を脅かしています。

今年の「国際平和デー」がこの問題に焦点を当てているのも、そのためです。そして、私が気候行動サミットを招集している理由も、そこにあります。これはグローバルな危機です。私たちが力を合わせなければ、かけがえのない地球を、私たちと将来の世代にとって平和で豊か、かつ安全な住処とすることはできません。

今年の「国際平和デー」にあたり、すべての皆様に是非ともお願いしたいことがあります。自らが具体的な気候変動対策を取るとともに、皆様のリーダーにもそれを求めてください。私たちには、このレースに勝つことができるし、勝たなければならないのです。


■ アントニオ・グテーレス
ポルトガルの政治家。第9代国際連合事務総長。同国の首相や社会主義インターナショナル議長、国連難民高等弁務官(UNHCR)などを歴任。