遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

後藤達郎 元ホテルオークラ社長

2020年07月13日
7月10日、108歳で亡くなった後藤達郎 元ホテルオークラ社長の告別式が、近親者で開かれた。(喪主:兄の孫、一郎氏)

後藤達郎氏は、米国三井物産社長、会長、三井物産副社長等を経て、1977年新設ポストである三井物産副会長に就任した。 その後、大成観光常勤顧問を経て、1981年大成観光代表取締役社長就任以降、海外向けのセールスを進め、1985年グアム島でのホテル事業を強化。1986年神戸進出のため、ホテルオークラ神戸を設立した。

1986年に社名よりホテル名の方が知名度が高かったことから、社名を大成観光からホテルオークラに変更する。1987年イギリス王室御用達のデビッド・ナイチンゲール・ヒックスの設計で、創業以来初めての客室全面改装に着手。1990年住友クレジットサービス、日本信販、ディーシーカードと提携し、ホテルオークラカードの発行を開始。1990年野村グループの出資で、旧上海フランス租界にオークラガーデンホテル上海を開業。同年24時間ルームサービスを開始した。

ホテルオークラ会長退任後は、ホテルオークラレストラン経営、ホテルオークラオリジナル食品販売、ACSサービスによる飲料施設や宿泊施設の運営代行、レストラン等への食材提供するホテルオークラエンタープライズ会長として在職した。

今後同社は、荻田敏宏社長が故後藤達郎氏の築いてきた社風を継承し、更なる発展・飛躍を期して、新たなステージに向かうことになる。


■ 後藤達郎
35年旧制東京商科大学(現一橋大学)卒業、三井物産入社、米国三井物産社長、会長、三井物産副社長等を経て、77年三井物産副会長。 81年大成観光社長、86年ホテルオークラ社長、87年日本ホテル協会第13代会長、92年ホテルオークラ会長、20年7月10日死去(108歳没)。