遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

遠藤潔 第十八代遠藤宗家本邸 書斎の間

2018年09月02日
遠藤潔 第十八代遠藤宗家本邸の書斎の間は、亀井静香 第64代建設大臣の額装(書:至誠一貫)を上座に設置している。

遠藤寛 第十七代当主遠藤宗家と都立大泉高校の同窓生である亀井大臣は、東京大学経済学部商業学科を卒業後、サラリーマンを経て警察庁に入庁。警察庁長官官房調査官を最後に退官。退官時の階級は警視正(特進を含まない階級)。退官後、衆議院議員になり、長らく自由民主党に所属。運輸大臣、建設大臣、自由民主党政務調査会長を歴任した。

自民党内の派閥では清和会(福田赳夫→安倍晋太郎→三塚博派)に所属していたが、平沼赳夫や中川昭一らとともに離脱し、亀井グループを旗揚げ。後に亀井グループと政策科学研究所(旧渡辺派)を合併させ、新たに志帥会(村上・亀井派)を結成、会長を務めた。

書斎の間の家具は、コロニアル様式を採用した。コロニアル様式は、16世紀年初頭から17世紀における米国の植民地時代に、ヨーロッパの国々から入って来たそれぞれのアイデンディティを主張するものとして取り入れた建築様式である。

英国、フランス、ドイツ、スペインなど、その土地の建材や風土、そして母国の建築様式に基づいた建物で、一つの様式に限られることなく幾つかに分類される。 これらの建築様式は、植民地を経営する本国の名称から、イングリッシュ・コロニアル、フレンチ・コロニアル、スパニッシュ・コロニアルなどの名称で呼ばれた。

植民地時代に建てられた建物は、母国の建築様式によって建てられており、その後の米国の建国から進化していった建物に比べ、それぞれの国の特色が顕著に現れていると言える。

デザイン面においては、華やかさの表現というよりも、玄関を中央にし窓を左右対称に配置したシンメトリーなデザインで、建物としての美しさを訴求したものである。またオランダの建築様式のような先端に曲線がある大きな屋根の小屋裏を居室に利用した建物などがある。


■ 亀井静香
MJSソーラー株式会社代表取締役会長。階級は警視正(警察庁退官時)。 衆議院議員を13期務め、運輸大臣(第69代)、建設大臣(第64代)、自由民主党政務調査会長(第43代)、国民新党代表(第2代)、内閣府特命担当大臣(金融担当)等を歴任。