遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

太田資暁 太田道灌第十八代

2020年09月28日
江戸城を築城したことで有名な太田道灌公は、遠藤 潔 第十八代遠藤宗家の祖母方の縁戚である太田資和氏の祖先で、室町時代の武将である。太田資暁 太田道灌第十八代は、認定NPO法人 江戸城天守を再建する会会長として、天守閣竣工を目指している。

現存する「建地割図」(城の断面図)を基に徳川将軍第三代の家光公が寛永年間に建てた5階建ての天守を、木造建築で正確に再現。高さは約60メートルで20階建ての高層マンションに相当し、台座を含めて高さ59メートルの5層構造。高さは姫路城(兵庫県姫路市)の2倍、体積では3倍で、木造建築として国内最大級となる。

しかし、再建に慎重な意見のなかには、皇居を見下ろすことへの懸念が多い。最大の問題は建築費用で、日本都市計画学会が試算した江戸城天守閣の建設費用は350億円。東京スカイツリー建設では、PR費用を含めた総事業費が約650億円(周辺の商業施設部分を除く)だった。

東京タワーやスカイツリーはあっても、東京にはかつて世界が憧れた江戸時代の木造技術という文化を伝えるランドマークがない。同じように史跡を失った海外の国には「首都アイデンティティーの確立」を掲げてベルリン王宮を再建中のドイツや、ワルシャワの旧市街を再現して世界遺産に登録されたポーランドのような取り組みがある。

宮内庁は、江戸城の天守を復元した模型を制作し、今月29日から皇居・東御苑の本丸地区の休憩施設にて公開することを発表した。現在、一般公開されている皇居・東御苑の本丸地区は、かつて徳川将軍の居住地だった江戸城の中心に当たる場所である。

天守模型は確かな時代考証に基づいて、30分の1の大きさで制作された。高さ2メートルほどで、最上部には金の鯱が輝いている。また、石垣の上には、銅瓦の屋根や飾り金具がついた破風などの装飾が再現され、華やかな造りとなっている。

政府の観光施策の一環で、設計・製作費は約5千万円、展示する建物の建造費約5千4百万円を計上した。屋根の鯱など一部は、3Dプリンターで再現した。3月に公開予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で遅れていた。

画像:宮内庁江戸城天守復元模型


■ 太田資暁
太田道灌公十八代目子孫。出光興産監査役。NPO法人 江戸城天守を再建する会会長、太田道灌公墓前祭実行委員会会長。東京海上専務、東京海上あんしん生命社長等を歴任。