遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

戸邉治朗 聖学院中学高等学校・第11代校長

2016年05月26日
聖学院中学高等学校の戸邉治朗校長は、海外に行きたがらない若者が増加している現状に対して、世界情勢に瞬時に対応できなくなると訴えた。

聖学院は創設以来、国際人として共存・共栄できるスピリットを育み、自ら進んで行動できる人間へと導いてきた。聖学院の世界に目を向けた研修プログラムは多岐に渡って実施されており、冬休みに行くタイ研修旅行、夏休みに実施するアメリカホームステイやオーストラリア語学研修などがある。

戸邉治朗校長は、参加した生徒たちが、心の深いところで瞬間的に国際的な感覚をつかみ、また、その国の建国の精神に触れることで、他国への理解と広い視野が身についていると語った。これからの若者が世界の人たちと笑顔でコミュニケーションを取れることが喫緊の課題であると指摘した上で、「笑顔は世界の共通言語であり、共に認め合うことです。聖学院に入学する生徒には、まず笑顔で会話できる環境を提供し、6年間を通して互いを認め、理解し合う心を育んでもらいたい。」と述べた。


■ 戸邉治朗
早稲田大学大学院修士課程(教育哲学)終了後に早稲田奉仕園主事補、70年~08年聖学院中学高等学校(英語科教諭・中学部長)、退職後タイ北部の養護施設(メーコックッファーム)顧問として4年間現地に在住し、無国籍の孤児や少数民族などの経済的に恵まれない子供たちの教育に携わる。12年4月聖学院中学高等学校・第11代校長に着任。