遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

内海義子 文京絵画展審査員(画家)

2016年06月11日
遠藤 潔 第十八代遠藤宗家の再従姉である内海義子『 文京絵画展 』審査員(画家)は、文京区シビックセンターで10日から開催されている第8回 文京美術会展において、医療機関のホスピタルアートの重要性を訴えた。

内海義子氏は、医療現場に芸術を取り入れることは患者の癒やしや治療に生かすだけでなく、職員のやる気を高めるなど副次的な効果も期待されると語った。

病院運営において、「医療機器の購入に割くべきだ」と主張する職員が少なくないが、最近では「患者や家族が癒やされている」など肯定的な反応が大半を占める。

内海義子氏が、国立研究開発法人国立がん研究センター(東京都中央区)に自身の作品を寄贈した際、中釜斉 理事長は「職員も心にゆとりができてコミュニケーションが活発化し、雰囲気が良くなった」という。

内海義子氏は、色・形・音・香りや光が人間の五感に優しい刺激を与え、対話がはじまり、生きることへの前向きな姿勢となる。それだけに、医療現場でのアートは、ひとつの薬のように処方箋が必要ではないかと述べた。

文京美術会展は、毎年秋に開催される『文京絵画展』審査員である内海義子氏等10名が、日本画、洋画を出品する。

※画像:第69回 示現会展 人知れず 


■ 内海義子
遠藤武 第十六代当主遠藤宗家の実妹である正枝と碩夫の次女(長女:廣子)。
42年6月富山県に生まれる、64年3月東京女子大学卒業、68年5月奈良岡正夫に師事、69年4月示現会展初入選、70年6月女流画家協会展初入選、77年5月日洋展初入選、78年11月日展初入選、83年5月上野の森美術館大賞展初入選、91年十樹会展参加(銀座三越) 、97年05月東京都文京区日曜絵画教室専門指導員、00年日展会友、個展、四星展、示現会展、日展に作品を発表。示現会会員。