遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

世界保健デー

2021年04月07日
2021年のテーマは【すべての人のために、より公平でより健康的な世界を築く】です。

新型コロナウイルス 感染症(COVID19)は、これまで成し遂げた世界の保健における成果を大きく後退させました。多くの人々が、今まで経験したことのない貧困、そして食糧不安へと追いやられ、ジェンダー、社会、健康面での格差は拡大しました。

今年の世界保健デーでは、人々が協力してより公平で健康的な世界を構築するための1年間のグローバルキャンペーンの一環として、健康格差をなくすための行動を平呼びかけています。世界保健機構 World Health Organization (WHO) によるこのキャンペーンでは、「達成可能な最高水準の健康を享受することは、人種、宗教、政治的信条、経済的または社会的条件の如何を問わず、すべての人間の基本的権利の一つである 」というWHO憲章の原則を強調しています。

世界には、いまだに不平等が存在します。私たちが生活し、働き、遊ぶ場所は、ある人たちが豊かになる一方で、そうでない人たちにとっては最大限の健康への到達が困難になり得ます。健康格差は不当で不公正であるばかりでなく、これまでの成果を脅かし、格差を拡大させる可能性があります。

しかし健康格差は、特に最も立場が弱く見過ごされた人々への保健の公正さを改善することに、より注力する方法で防ぐことができます。COVID-19はすべての国を襲いました。しかし感染拡大を防ぐためにとられた様々な対策で最も大きな打撃を受けたのは、より病気にかかりやすく、質の高い保健へのアクセスを持たない脆弱な立場に置かれた人々でした。

だからこそ、新たな未来に向けて前進する際にはコミュニティが意思決定プロセスの最前線に立ち、すべての人が健康に暮らせる生活環境や労働環境を手に入れられるよう、私たちはリーダーに対して、求めていかなければなりません。また、健康上の不公平を監視し、すべての人が必要なときに必要な場所で質の高い医療サービスを受けられるようにすることも、私たちは同時に求めます。