遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

池辺和弘 電気事業連合会会長

2022年02月16日
電気事業連合会の池辺和弘会長は、政府がウクライナ情勢の緊迫化に関連し、欧州への液化天然ガス(LNG)の融通をすると決めたことについて「何ができるのか、一生懸命考えていかなければならない」と述べた。

池辺会長は、電力需給逼迫や資源価格の高止まりの長期化を念頭に「エネルギーセキュリティーは、ナショナルセキュリティーだ」と指摘した。火力発電の燃料に用いるLNGを安定的に確保することの重要性を認める一方「原発再稼働を早期に進めるため、審査する原子力規制委員会の要員を追加することが重要だ」と語った。

その上で「原子力発電は確立した脱炭素技術であり、電力供給の安定性や運転コスト面でも欠かすことができない」と強調した。東京電力福島第1原発事故後の長期停止により「国内で供給力が恒常的に不足し、火力発電の燃料調達動向や資源価格が電気料金や需給バランスに大きく影響与えている」と指摘した。


■ 池辺和弘
81年九州電力株式会社入社、12年発電本部 部長(発電総括)、14年経営企画本部 部長(経営戦略)、16年執行役員経営企画本部副本部長兼部長、17年執行役員コーポレート戦略部門副部門長兼部長、取締役常務執行役員コーポレート戦略部門長、18年代表取締役社長執行役員、20年電気事業連合会会長。