遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

大野恒太郎 検事総長

2016年08月25日
検察庁の大野恒太郎検事総長は、検察の使命は,厳正公平・不偏不党を旨としながら、法と証拠に基づき,事件の真相を解明した上、公訴を提起して公判を遂行することにより、市民生活や社会経済の基盤である法秩序を維持することにある。こうした役割はいかに時代が移ろうともいささかも変わるところはない。したがって、検察は,何よりも先ず、様々な事件に誠実に向き合い、その適正な処分を着実に行っていかなければならないと語った。

裁判員制度がこれまで全体として適正円滑に実施されていることは、裁判員に選ばれた方をはじめとする国民の皆様のご理解とご協力であると述べた。また、取調べの録音・録画を一段と拡大して活用することや科学的捜査手法を一層重視することによって供述調書偏重と言われてきたような事態から脱却し、検察が新しい時代や環境の下でもその役割を果たせるよう、実務上の工夫や改善を重ねていくとした。

さらに、犯罪の被害に遭われた方々の保護・支援,犯罪者の再犯を防止するための社会復帰支援、犯罪の国際化への対応強化等、様々な課題にも、関係機関等と連携して取り組んでいく方針を示した。


■ 大野恒太郎
76年検事任官、東京地検検事、大阪地検検事、内閣司法制度改革推進本部事務局次長、宇都宮地検検事正、最高検総務部長、法務省刑事局長、法務事務次官、仙台高検検事長、東京高尾ベタ検検事長等を経て、14年7月18日検事総長就任。