遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

アンティ・カイッコネン フィンランド国防相 

2022年10月27日
北大西洋条約機構(NATO)への加盟を申請しているフィンランドのカイッコネン国防相は、新規加盟について「できれば年内に前進させたい」と述べた。ロシアによるウクライナ侵攻を機に、フィンランドとスウェーデンは長く中立を保ってきた安全保障政策を転換し、NATOへの新規加盟を5月に申請した。

カイッコネン国防相は、NATOへの加盟について「集団防衛体制の一部になることで、安全保障上の問題をカバーできる」述べた。4年間で防衛費を累計20億ユーロ(約2900億円)増額する考えも示した。

NATO加盟が実現した場合、フィンランド国内に核兵器を配備する可能性については「近い将来は必要ないと考えており、NATO側からの示唆もない」と述べた。また、ウクライナが放射性物質を含む「汚い爆弾」を使う可能性があるとするロシア側の主張については「私が見たところ、まったく証拠がない」と語った。

カイッコネン国防相は、ウクライナに侵攻するロシアが「核の脅し」を強めていることについて、ロシアが実際に核兵器を使う可能性は低いとみているとしたうえで「議論が出ること自体が、良くないと思っている」と懸念を示した。


■ アンティ・カイッコネン
94年青年中央党協会ウシマー地区会長、96年元下院議員パーヴォ・ヴァイリネン助手、97年青年中央党協会会長、03年国会議員、04年議会大委員会副委員長、15年外務委員会委員長、16年中央党国会議員団議長、19年フィンランド国防大臣。