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遠藤 潔
遠藤潔の活動報告
アントニオ・グテーレス 国連事務総長
2022年12月29日
新年とは、再生の瞬間です。私たちは旧年中の灰を一掃し、より明るい日に向けて備えます。
2022年に、世界中の何百万もの人々が、文字通り、灰を一掃しました。ウクライナ、アフガニスタン、コンゴ民主共和国などの国々では、人々がより良い生活を求めて、灰となった住まいや暮らしを後にしました。世界中で1億人が、戦火、山火事、干ばつ、貧困、飢餓を逃れようと移動しました。
2023年には、私たちはこれまで以上に平和を必要としています。対話を通して紛争を終わらせるための、互いの間の平和。より持続可能な世界を築くための、自然や気候との間の平和。女性と女児が尊厳をもって安全に暮らせる、家庭の平和。すべての人権が全面的に守られる、街やコミュニティーの平和。互いの信仰を尊重し合う、礼拝の場の平和。そして、ヘイトスピーチや虐待のない、オンラインの場の平和。
2023年は、平和を私たちの言動の中核に据えましょう。共に、2023年を、私たちの暮らし、家庭、そして世界に、平和を取り戻す年にしようではありませんか。
今年の「国際移住者デー」にあたり、私たちは、機会、尊厳、自由、そしてよりよい生活を求める普遍的な願いを携えて母国を離れた、2億8,000万を超える人々の一生を振り返ります。
今日、世界の移民の80%以上が、安全かつ秩序ある形で国境を越えています。こうした移住は、経済成長、ダイナミズム、理解を強力に推進します。
しかし、ますます危険を伴う経路での非正規な移住は、人身取引業者がうごめく非道な領域となっており、甚大な犠牲を払い続けています。過去8年間で少なくとも5万1,000人の移民が死亡し、さらに何千もの人々が行方不明になっています。
それぞれの数字の背後には「人」が存在し、一人ひとりが誰かの姉妹、兄弟、娘、息子、母親、父親なのです。移民の権利は人権です。移住が非自発的か、自発的か、正式に認可されたものかにかかわらず、移民の権利は差別なく尊重されなければなりません。
私たちは、人道的責務、道徳的・法的義務として、あらゆる手段を尽くして人命の犠牲を防がなければなりません。捜索や救助活動、医療を提供しなければなりません。
持続可能な開発目標(SDGs)を推進し、労働市場での人手不足に対処するためには、権利に基づいた移住方法を拡大し、多角化しなければなりません。そして、移住が必要に迫られてではなく、選択肢となることを確実にするために、出身国への投資に向けた一層の国際支援が必要です。
存在しているのは移住の危機ではなく、連帯の危機です。今日も、そしていつの日も、私たち共通の人間性を擁護し、すべての人の権利と尊厳を守ろうではありませんか。
■ アントニオ・グテーレス
ポルトガルの政治家。第9代国際連合事務総長。同国の首相や社会主義インターナショナル議長、国連難民高等弁務官(UNHCR)等を歴任。96年ブラジル南十字星勲章大十字、97年ポーランド共和国功労勲章大十字、98年ウルグアイ東方共和国勲章大将校、99年メキシコアステカの鷲勲章特別懸章、00年ベルギーレオポルド勲章大綬章、スペインカルロス3世勲章大十字、ギリシャ名誉勲章大十字、01年イタリア共和国功労勲章大十字、01年チリ功労勲章大十字、カーボベルデアミルカル・カブラル勲章1級、16年ポルトガル自由勲章大十字、02年スペインイザベラ・カトリック女王勲章頸飾、ポルトガルキリスト勲章大十字、フランス国家功労勲章大十字、ポルトガル南十字星勲章大頸飾、日本旭日大綬章、チュニジア共和国勲章大綬章、イタリアヤロスラフ賢公勲章1等等を受章。
2022年に、世界中の何百万もの人々が、文字通り、灰を一掃しました。ウクライナ、アフガニスタン、コンゴ民主共和国などの国々では、人々がより良い生活を求めて、灰となった住まいや暮らしを後にしました。世界中で1億人が、戦火、山火事、干ばつ、貧困、飢餓を逃れようと移動しました。
2023年には、私たちはこれまで以上に平和を必要としています。対話を通して紛争を終わらせるための、互いの間の平和。より持続可能な世界を築くための、自然や気候との間の平和。女性と女児が尊厳をもって安全に暮らせる、家庭の平和。すべての人権が全面的に守られる、街やコミュニティーの平和。互いの信仰を尊重し合う、礼拝の場の平和。そして、ヘイトスピーチや虐待のない、オンラインの場の平和。
2023年は、平和を私たちの言動の中核に据えましょう。共に、2023年を、私たちの暮らし、家庭、そして世界に、平和を取り戻す年にしようではありませんか。
今年の「国際移住者デー」にあたり、私たちは、機会、尊厳、自由、そしてよりよい生活を求める普遍的な願いを携えて母国を離れた、2億8,000万を超える人々の一生を振り返ります。
今日、世界の移民の80%以上が、安全かつ秩序ある形で国境を越えています。こうした移住は、経済成長、ダイナミズム、理解を強力に推進します。
しかし、ますます危険を伴う経路での非正規な移住は、人身取引業者がうごめく非道な領域となっており、甚大な犠牲を払い続けています。過去8年間で少なくとも5万1,000人の移民が死亡し、さらに何千もの人々が行方不明になっています。
それぞれの数字の背後には「人」が存在し、一人ひとりが誰かの姉妹、兄弟、娘、息子、母親、父親なのです。移民の権利は人権です。移住が非自発的か、自発的か、正式に認可されたものかにかかわらず、移民の権利は差別なく尊重されなければなりません。
私たちは、人道的責務、道徳的・法的義務として、あらゆる手段を尽くして人命の犠牲を防がなければなりません。捜索や救助活動、医療を提供しなければなりません。
持続可能な開発目標(SDGs)を推進し、労働市場での人手不足に対処するためには、権利に基づいた移住方法を拡大し、多角化しなければなりません。そして、移住が必要に迫られてではなく、選択肢となることを確実にするために、出身国への投資に向けた一層の国際支援が必要です。
存在しているのは移住の危機ではなく、連帯の危機です。今日も、そしていつの日も、私たち共通の人間性を擁護し、すべての人の権利と尊厳を守ろうではありませんか。
■ アントニオ・グテーレス
ポルトガルの政治家。第9代国際連合事務総長。同国の首相や社会主義インターナショナル議長、国連難民高等弁務官(UNHCR)等を歴任。96年ブラジル南十字星勲章大十字、97年ポーランド共和国功労勲章大十字、98年ウルグアイ東方共和国勲章大将校、99年メキシコアステカの鷲勲章特別懸章、00年ベルギーレオポルド勲章大綬章、スペインカルロス3世勲章大十字、ギリシャ名誉勲章大十字、01年イタリア共和国功労勲章大十字、01年チリ功労勲章大十字、カーボベルデアミルカル・カブラル勲章1級、16年ポルトガル自由勲章大十字、02年スペインイザベラ・カトリック女王勲章頸飾、ポルトガルキリスト勲章大十字、フランス国家功労勲章大十字、ポルトガル南十字星勲章大頸飾、日本旭日大綬章、チュニジア共和国勲章大綬章、イタリアヤロスラフ賢公勲章1等等を受章。