米新大統領選出後の北東アジア戦略や在日駐留米軍政策の行方などを考える「第１１回 日米安全保障戦略会議」（安全保障議員協議会、国際平和戦略研究所、中央政策研究所主催、防衛省、経済産業省、アメリカ大使館、警察庁、海上保安庁、厚生労働省産など後援）が、千代田区永田町の憲政記念館で開かれた。

主催者挨拶として、久間章生初代防衛大臣は日米両国のさらなる信頼関係構築の重要性を述べた。今回は米新大統領選出が目前に迫る中、若宮健嗣防衛副大臣、米政府中枢を担ってきたウィリアム・シュナイダー元国務次官や対テロ専門家の元米陸軍司令官らを招き、３部構成で講演やパネルディスカッションを行った。

日米安全保障戦略会議は、日米両国が更なる信頼関係を築いていく上で、安全保障分野についての正しい認識をより多くの国民に広めること、防衛予算、装備等の内容が国民のコンセンサスに基づいて決定されることの必要性を目的とする。

特に、日米安全保障に携わる日米双方の議員、専門家の交流促進に重点を置き、新たな日米関係と更なる信頼関係に寄与し、健全な同盟関係を目指す。


■　安全保障議員協議会
日米平和・文化交流協会（旧名称「日米文化振興会」）、中央政策研究所、米ヘリテージ財団と共催し、日米安全保障戦略会議を開催。各界の専門家や高官出席の下、5月連休のワシントンＤ.Ｃ.会議、11月東京会議を年2回開催。