遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

ユッカ・シウコサーリ フィンランド駐日大使

2016年11月01日
フィンランド大使館のユッカ・シウコサーリ駐日大使は、アジアで高齢化の進む国が日本なら、ヨーロッパではフィンランドである。今後、相互協力して課題に取り組んでいきたいと述べた。現在、フィンランド企業の日本への関心も高まっており、直行便も増えているので、より良い関係を築きたいとした。

ユッカ駐日大使は、フィンランドのGDPに占める福祉の割合は44%。二つの柱は教育と保健衛生。今までの質の高さを維持するのは決して安くはない。統計を見ると、フィンランドは日本や韓国以上に人口当たりの高いスキルや才能を持った専門家・人材が多い。教育へのより高い投資は必要であると強調した。

また、フィンランド社会の大きな課題は、若年層の失業長期化と移民の増加問題だると語った。かつてフィンランドは海外に多くが移住し、スウェーデンには30万人が移住した。今度は慣れない受けいれ側となり、対応策が喫緊の課題であるとした。


■ ユッカ・レイノ・シウコサーリ
93年ウィルソン・フィンランド社営業担当、トゥルク・スクール・オブ・エコノミクス研究員、95年フィンランド外務省アタッシェ、96年在アイルランドフィンランド大使館アタッシェ、在イタリアフィンランド大使館二等書記官、一等書記官、02年在南アフリカフィンランド大使館、一等書記官、02年フィンランド外務省一等書記官・参事官、04年在英国フィンランド大使館参事官、05年フィンランド外務省グローバル問題局国際環境政策課長、06年フィンランド医師会国際関係統括官、09年フィンランド外務省欧州局北欧課長、12年駐アルゼンチンフィンランド大使、16年駐日フィンランド大使。