遠藤潔の活動報告

第十八代 遠藤宗家 遠藤潔

赤松良子 日本ユニセフ協会会長

2024年02月07日
労働官僚として男女雇用機会均等法の制定に尽力し、文相も務めた公益財団法人日本ユニセフ協会(以下「日本ユニセフ協会」)の赤松良子会長が死去(94歳)したことが7日、同協会が明らかにした。後日、お別れの会を行う予定である。

赤松会長は53年に東大法学部を卒業後、労働省(現厚生労働省)に入省。婦人局長などを歴任し、職場における性別による差別を禁止した男女雇用機会均等法の制定に向け、最前線で指揮を執った。ウルグアイ大使や国連の女子差別撤廃委員会の委員も務め、国際舞台でも活躍した。03~94年には細川、羽田両内閣で文相を務めた。選択的夫婦別姓制度実現をめざす民法改正運動を行っているmネットの呼びかけ人でもある。

99年には、政治家を志す女性を資金面で支援する団体「WIN WIN」を設立。代表として、多くの女性を国会議員や首長に送り出した。03年に旭日大綬章を受章。08年からは、高齢を理由に会長を退任した元日本銀行の澄田智総裁の後任として、日本ユニセフ協会の会長に就いた。55年の協会創立以来、初めての女性会長となる。女性キャリア官僚の草分けで、働く女性に道を開いた。

遠藤 潔は、01~24年 日本ユニセフ協会より会長感謝状を受賞している。


■ 赤松良子
53年労働省入省、66年青杉優子の筆名で住友セメント事件に関する論文を発表、68年群馬労働基準局労災課長、本省婦人労働課長補佐、70年婦人課長、婦人労働課長、を75年山梨労働基準局長、78年総理府婦人問題担当室長、79年国連日本政府代表部公使、82年労働省婦人少年局、83年初代婦人局長、85年男女雇用機会均等法が制定、86年駐ウルグアイ大使、89年女性職業財団会長、国際女性の地位協会会長、文京女子大学教授、93年文部大臣、03年旭日大綬章受章、国際女性の地位協会10周年「赤松良子賞」設立、08年日本ユニセフ協会会長、12年「クオータ制を推進する会(Qの会)」代表。